ユイノートver.02

いろいろ気ままに書いています。

【レビュー】今更ながら『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』の紹介

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 ソードアート・オンライン(以下SAO)はいろいろゲームがリリースされていますが、本作はその中でも特殊な作品です。PC版が安くて購入したので適当に紹介記事を書いておきます。

  何が特殊なのかというとジャンルがTPSなのです。原作が基本的にRPGな為にこういう別ジャンルのゲームは特殊なわけですね。僕はSAOでもとりわけこのゲームの元となったガンゲイルオンラインという作品での話が好きなのでゲーム化は割とびっくりした記憶があります。TPSというジャンルがニッチと言うよりはSAOのファン層には受けないジャンルだと思うので……。しかもその上にハクスラ要素があると言う。

 その為か近日までアップデートが行われていた事もあって、メーカーにとっても割と重要と言うか力を入れているのがうかがえる作品です。

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 さて、本作で更に特筆すべき点は主人公がキリト君ではなく、主人公がプレイヤーであることです。色んな方がSAOの世界観に惹かれたでしょうし、そのゲームをプレイしたいとは思ってもほとんどの方がキリト君ごっこをしたい訳ではなかったと思うので直に評価すべき点だと思います。これをSAOやALOでやってくれれば……と思ったんですがSAOに関しては携帯でゲームが出ていたのをこれを書いてて思い出しました。そっちの作品は今でもサービスが続いているんでしょうか?

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 主人公は幼馴染のクレハに誘われてゲームを始めた初心者という設定で、始めてすぐのイベントに参加したらアファシスというレアタイプなサポートAIを入手して話が進んでいく……というのが本作での大まかなあらすじです。

 画像はSBCグロッケンと言う町で宇宙船の残骸(だったはず)を使った町です。こういうSF的な雰囲気や要素も強いのも本作ならでは。

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 TPSとしては手堅く出来ていてめちゃくちゃ悪い訳ではないけれど同様にめちゃくちゃ面白いと言う訳でもない、といった感じでしょうか。稀にカメラが寄りすぎる場合があるのが気になりますがよほど苦手な方でなければ普通になじめるデザインです。

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 TPSと言うジャンルが苦手な方もある程度フォローされています。アサルトモードと言う半自動照準の使用があり、枠の中に収めていれば自動で照準されてひとまずは銃弾が当たると言う物です。ですが、そうすると弱点は狙えないので弱点を狙う場合は手動で狙う必要があります。

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 画像の用に自動で照準されます。たまーに弱点に当たりますが基本は当たりません。なので苦手な方でもなければアサルトモードはオフにしてプレイした方がいいです。その理由としてオフの方がレティクル、つまり照準(中央の円)が狭くなるためです。アサルトモードオンとオフでレティクルの大きさが違い、オフの方が小さいということはエイムして狙う場合はその方が精度がよいと言う事になります。

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 3人連れていけるNPC達が積極的に強化弾や回復弾なんかを撃ってくれるキャラも多いのでなかなか全滅しません。誰かがのHPが0になってしまっても蘇生が出来るのでより全滅しにくいデザインです。NPC自体が弱いと言う印象はありませんが、3Dゲームの弱みと言うべきか、NPCのAIはアホと言わざるを得ないので過度に期待しない方がよいでしょう。

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 ガンゲイルオンラインと言えばバレットライン。敵が銃口を向けていると言う事がわかるという補助システム。それがきちんと本作でも再現されており、考えなしに走り回ると画像の用にバレットラインだらけになってすぐにハチの巣にされてしまいます。上述の通り、早々全滅はしませんが、ゲームとは言えどバカみたいに撃たれるのも考え物なのでダンジョンでは気を付けた方がいいです。ゲーム的には問題ないのですが、気分的な問題として。

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 もちろん銃を使う敵だけではありません。画像の用にハチやサソリもいます。割とわちゃわちゃ集まってくるので結構大変なことに。色んな場所で言われていますがモブのバリュエーションが少ないのは残念ですね。

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 TPSなのでもう一人の主役と言えば武器となる銃達ですが、原作と違って本作は実銃の名前が出てきません。ライセンスの問題などがあるらしいので仕方ありませんね。(画像の物はDragonFallと言う恐らくドラグノフ狙撃銃がモチーフの物)銃もいろいろ種類があり、ハンドガン、サブマシンガンと言うジャンルはもちろんのこと、ガトリングなどもあります。そのうえで実弾を使う物と光弾(要するにビーム)と分けられているので好みの武器を探す楽しみがあると思います。

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 装備にはメモリーチップと言うオプションみたいなのがあり、それらが(多分)ランダムで付与される形になります。付与されている数が多いほどレアリティが高くなります。このメモリーチップはある程度だったら別の武器にも移植出来たりします。ここら辺が結構沼な要素で好きな人は理想の武器を作るのに何時間もかけることになるでしょう。

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 マップ回りは正直使いにくいのですが、細かくファストトラベル(瞬間移動)できる部分が設定されているので移動するときにストレスを感じることはほぼありません。どちらかと言うと何かと発生するロードの回数が多くて長いことでストレスが溜まると思います。

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 という訳ですごいざっくりですが紹介させていただきました。手軽に遊べるTPSが遊びたいと言う方にはお勧めですが、コアなTPSを遊びたいという方は正直肩透かしをくらうと思うのでやはりコアなプレイヤーの方々にはお勧めできません。今ならばDLCが同梱された物も販売されていますのでそちらを購入すればボリューム不足、という事もないでしょう。ガッツリ遊ぶと言うよりは他のゲームの合間や箸休めに遊ぶと言う形が僕は一番お勧めできる形です。