ユイノートver.02

いろいろ気ままに書いています。

『キャップ革命 ボトルマン』が楽しいと言う話

f:id:yuinokaoru:20210906000036j:plain

 令和のバトルホビーに手を出していました。

 発売当時は品薄が酷かった印象ですが、最近はようやく入手しやすくなりました。

yuinokaoru.hatenadiary.jp

 ボトルマンはビーダマンのDNAの遺伝子を引き継ぐバトルホビーです。今回はビー玉ではなく、ペットボトルのキャップを撃ちだします。

 何故ペットボトルのキャップなのかと言うと、どこのご家庭でもほぼ確実に出るゴミだからです。

  今回の記事では個人的に楽しんで拝見させて頂いているのとプラスして分かりやすい動画を投稿されているレオトイさんの動画を引用させていただきます。

www.youtube.com

 そもそもビーダマン自体がラムネを飲んだ際に出るビー玉に価値を持たせたり、遊べたり面白いよねって言う意味合いで生み出されたらしいのです。当時でもそんなラムネって瓶の物があったかと言うと正直ものすごく微妙なのですが、今よりはあった気はします。

 そして、スーパービーダマン時代は狂気じみていて、小さいガラス玉と言えど20km/h後半で射出出来ました。(当然、のちのシリーズではおとなしくなった)

 では速度を下げれば現代でも発売出来るのかと言うと、そうはなりませんでした。現代の安全基準は当時と全然違っています。ご存じの通り、ビー玉はガラス製なので場合に寄っては割れる危険性があります。故に現代のホビーで射出するとしては適しませんし、集めるのも容易ではありません。

 そこで、ゴミとして処分されるペットボトルを遊びに持ち出すと。中々アイディアとしては凄いです。と言うか結構変態の発想だと思います。ペットボトルのキャップは弾になり、ポットボトル本体は的になる。そしてラベルはゴミとして捨てる。子供にゴミの分別であったり、リサイクルを意識させたり、リサイクル意識が重要な現代に沿った考えをしており、独創的かつスマートな発想です。生活の上で大事な事を遊びに混ぜると言うのは凄いですね。

www.youtube.com

 で、そこら辺の大人特有のややこしい話は置いといてボトルマンそのものに触れて行こうと思います。まず紹介しておきたいの記事の冒頭の画像にあった、デジタル対戦セット。これです。

 正直言っちゃうと定価だと割高な感は否めませんが、この記事を書いている現在、大体30%オフで購入して3800円ぐらいだったのでこれぐらいが適正価格かなと思っております。

 このセットを買っておけば間違いないでしょう。ボトルマンを存分に楽しめます。ですが、僕が買ったセットはコーラマルが旧金型の物でした。これ、どういう事かと言うと破損対策される前の物だと言う事です。最初から破損が酷かったらしく、金型を回収された今でも完璧とは言えませんが大分マシになったようです。なので、もう一つ何かしらボトルマンを購入されるのをオススメします。とは言ってもマシになった程度なので、過信しないように。

f:id:yuinokaoru:20210912010820j:plain

f:id:yuinokaoru:20210912010832j:plain

 写真撮るのが下手過ぎて分かりにくいですが、新金型の物は軸の根本が抉られていますね。これでどう変わるかと言うと、力が掛かった際全部根本に負荷が掛かってたのが全体に掛かるようになったのかなぁと言う感じでしょうか。(ホールドパーツ固定リブも修正されたそうですが、違いはわかりませんでした……)

f:id:yuinokaoru:20210912011440j:plain

 左が通常カラーで、右が限定版カラーになります。ガンプラとかのクリアバージョンとかはあまり好きじゃないのですが、こういう玩具のクリアバージョンは特別感あっていいですね。……破損怖くて使う気しませんが。

 もちろん、対戦セットと名乗ってるので対戦も出来る訳ですが一人でも遊べるようになっています。ご時世の問題でしょうか?

 素直に凄いなぁと思うのはニンテンドースイッチも用いたアナログとデジタルの融合ですね。スイッチが前提になってしまうものの、発想をある程度遊べる物に仕上げているのは流石と言う所です。ただ、何かと操作を求められてスイッチの所まで言ってボタンを操作しなければならないので、ちょっと面倒くさいかも知れません。

f:id:yuinokaoru:20210906222211j:plain

 僕はどっちかと言うとアナログでの遊び方を推したいですね。スイッチ連動で遊ぶのも面白かったのですが、やっぱり実際に的を撃って的が吹っ飛ぶ爽快感を味わえるのはアナログならでは。ただし、スイッチ連動の時もそうですが、アナログになるとより片付けが地獄になります。思ってるよりキャップが飛ぶので注意しましょう。周りの物が壊れたりとかは早々ないと思いますが、変な隙間に入り込んで結構大変な事になります。

 現状、専用フィールドが手に入るのはこのセットだけですが、フィールドが厚紙で出来ているのでちょっと耐久力に不安を覚えます。フェンス(黄緑の部品)を固定する部分すら紙なのでより不安になります。

www.youtube.com

 次はアクロバットセット。ちょっと特殊なゴールを目指したいアナタに。

 なんですが、購入はしたものの、あんまり遊んでいません。このセットの目玉であるスロープ部分の組み立て、分解がまぁ面倒くさいのです。難しい訳ではないのですが、毎回組み立て、分解を繰り返すほど夢中にはなれませんでした。

www.youtube.com

 次はスマッシュセット。僕はこちらを強くオススメします。どちらもボトルターゲットを打ち抜く爽快感を味わえるセットになっていますが、スマッシュセットはストラックアウトのようなターゲットが付いており、それを撃ちぬくのがめちゃくちゃ楽しいです。組み立て・分解もアクロバットセットほど面倒くさくないのもポイントです。

f:id:yuinokaoru:20210912012701j:plain

 ちなみに見た目以上に難しいです。10発で9つのターゲットを撃ちぬく訳ですからね。写真の物が僕の限界でした。30代男性(独身)、幼児向け玩具に敗北。

 どちらのセットも片方だけで10個の遊びが提供されています。組み合わせれば最低20個。ここにアイディアを組み合わせればもっと増えます。ボトルマン公式もセット同士で組み合わせたり、身の近くの物を組み合わせて遊ぶ事を強く推奨していますね。公式がこうだよと遊ぶ方法を提示するのはとても大事で、アイディア次第でもっと遊べるとユーザーに考える事を促しているのも今後の可能性を広めてくれそうです。

 ただし、どちらも定価が税抜きで2000円。つまり税込みで2200円。そう考えると結構割高な気がします。僕はどちらも990円で購入したので大満足なのですが、定価で見合うか……となるとちょっと難しい気はしなくもないです。ただ、どちらであっても買えば遊びの幅が大きく広がるのは間違いないので、お安く売ってるお店を見かけたら買う事をオススメします。

 という訳で軽くですが『キャップ革命 ボトルマン』の紹介でした。ビーダマン世代としては続いて欲しいのでぼちぼち買い支えては行きますが、『スカルピストル』と『ケルペプス』以降の情報がこの記事を書いてる時点で何も出ていないので不安です。早い段階でカラバリ商法もやってしまっていますしね。ビーダマンに比べて制約が大きい(撃ちだす物が大きい)ので新機体を生み出すのが難しいのかなぁ。