ユイノートver.02

いろいろ気ままに書いています。

ガンショップで聞いた興味深いお話

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 こっちを去年内に記事にしようと思ってたのを忘れてて先ほど唐突に思い出したので記事にしておこうと思います。

yuinokaoru.hatenadiary.jp

※上記の記事の内容もちょこっと関係するので一応載せておきます。

 12月の頭ごろ、とあるガンショップに行って僕がBM9を買った帰りに、友人がどうせだし寄ろうといつも行くまた別のガンショップに寄ったんですが、そこの店員さんから聞いた興味深い話になります。ちなみに友人はここでM&P9のVカスタムを買っていました。地元と言うには僕ですと遠い場所ですが、それでも最寄りには違いないので消耗品はなるべくここで買いたいところ。BM9の記事もそのうち書きます。多分。

 んで、それはさておいてなんですが、色々話が盛り上がって最終的に店員さんの見解的にはどうなんだろうとお話をお伺いしてみました。それがハーフメタルの話ですね。

 以前の記事で書いた、ハーフメタルで逮捕された、されてない云々の話ですが、これを深堀した話がありまして、事実として現段階ではハーフメタルが原因で逮捕された、と言う話は無いみたいです。じゃあ逮捕云々の話でハーフメタルが出てくるのかと言うと、初速とかの違法改造とかで逮捕された際に押収された余罪でハーフメタルの銃が出てきてしまった、と言うのが正しいようです。(明確なソースがある訳ではないのであしからず)ここら辺は素直になるほどって感じでした。

 そんで結論としてどう思ってるのかと聞いたら「ウチではポリシーとして扱わないけれど、自己責任で家でこっそり楽しむ分にはいいんじゃない?(超意訳)」と言う感じの事を仰ってました。(そっくりそのまま仰った訳ではないので注意をば)そういうのはネットに写真とか上げなかったり、動画も上げなかったりとか、そういう事ですね。要するに人目に付かない事が前提であると。

 曖昧なのがちょっと嫌ですよね~と言う話をしたら、お店の為にも曖昧にしているんじゃないかなと言う回答を頂きました。以前にも書いた通り、実際問題ダメ!ってなってるんでしたらそもそもお店販売出来る訳ないですし、警察の方も物が物なだけにお店を定期的に巡回に来られる訳ですし、それで問題ないから店頭で購入できる訳ですしね。ただ、一応は曖昧な物ではあるので何かあった場合には叩いて落ちる埃扱いされてしまいますよ、と言う感じのようです。

 あと気になっていたのが、友人が少し前に購入したトライカー9がやたらめったらに壊れていて毎回同じ場所が壊れていたみたいなのですがその部分がスチールでなく亜鉛合金でかかる衝撃の割には脆いと言う事があって頻繁に壊れていました。モデルガンとかでも金属部品って大体亜鉛合金なんですよね。要するにちょっと脆い金属なんです。それって可動部分に使ったらダメなのかと尋ねた所、法律を守れば問題ないと思います、との事でした。要するにスライドやフレームはまずアウトだけどそれ以外の部分だとほぼほぼ問題ないっぽいです。ただし、トイガン(ハンドガン限定?)を作る上で金属部品を使っていい割合は決まっているみたいで、樹脂で作られてる内部部品を全部金属に置き換えると余裕でアウトになるっぽいです。金属部品で漠然とあんまり良くないと言うイメージだったので驚きでした。

 面白かった話として、通販サイトを見て頂くと海外のハーフメタルのハンドガンってまぁ色んな色があるんですよね。とかとか色々。要するに誰がどうみても玩具って分かるような色合いの作りの銃。もちろん、それらを改造したりして法律を超える初速を出したりとかは論外ですが、これがアウトな理由って良くわかんないよねって言う事でした。逆に言えばヘビーウェイト樹脂にブルーイングとかケースハードンとか施して樹脂を金属っぽく……もっと言えば限りなく実銃に寄せるのは良いってのも分からない言われてみれば納得のお話です。

 初速周りの話に関しては材質なんて関係ない訳ですし、ありえるのか分かりませんがトイガンを改造して実弾を撃てるなんてのはもはや銃の密造ですし、弾もどこから用意するねんって話ですからね。

 ここら辺は人に寄って見解が違ってややこしい話ですが、実際に業界の方々のお話を直接聞いて面白かった、と言う話です。

 それで次に面白かった話ですが、友人が購入したストライカー9と同じメーカーが出しているCO2のM45。これのお話です。

●こちらの記事でM45の破損報告がまとめられているの引用させていただきます。

 僕も数名の方のレビュー動画を拝見したのですが、結構な割合の方が撃った瞬間とか数発でスライドが破損。これらを先に見ていたし、友人のストライカー9もバシバシ壊れているのCO2のガスガンは秒で壊れて行くモノだと思っていました。ただし、M45に関してはきちんとした事情があるようでして、どのロットかきちんと聞いたのですが当の僕が忘れてしまいました。申し訳ねぇ。

 何が原因だったのかと言うと原料の問題だったらしいです。と言うのもご存じの方がどれぐらいいらっしゃるか分かりませんが、樹脂(プラスチック)って金属部品とかに多い削りだしで作るんじゃなくて原料を溶かして金型に流して固めて作ってるのが殆どです。色だったり強度だったりが原料で決まるんですよね。なので凄く大事な部分です。

 メーカーに寄って変わるのでしょうがこういう生産や組み立てって自社でやってる訳ではなかったみたいで、生産を外注していて、その外注先が「この原料だと粉っぽくて嫌だなぁ。せや、近い色の原料にしたろ!」となってしまったせいで強度が大幅に落ちて破損報告が相次いだと言うのが当時の真実だったようです。要するにメーカーも被害者だったパターンですね。外注にも当然ながら仕様書とか送ってそれを元に行うはずなので下請けの余計なと言うか意味不明な判断のせいでこうなってしまった、と。

 ここら辺の話ってユーザーサイドだとまず耳にするのは難しくてメーカーの対応が雑だなぁと思ってたので寝耳に水でした。業界サイドならではの話と言ったところでしょうか。

 実際の店舗だと裏話……と言うと大げさですが、店員さんと言う業界でお仕事をなさっている方ならではのお話も聞けたりして面白いですね。皆さんもぜひ、お店と店員さんの迷惑にならないようでしたらお話してみてはいかがでしょうか?