プラットフォームが変わったり、根強くなった事だったり色々あるのだとは思いますが。
人海戦術の賜物なのか、企業が積極的にやってるからか分かりませんが最近、ゲームの情報が出揃うのって物凄く早くないですか？ 昔から『これが強いよ！』みたいな情報が広がるのは早かった気がしますが、僕が言いたいのはそういうのを含めあらゆる攻略情報です。
たとえを出すんであればエルデンリングとか分かりやすいんじゃないのかなと思います。強い武器の入手方法とかはさっさと広がる訳ですが、そうじゃない武器とかの情報とかも一週間もあれば大体情報が揃ってるんですよね。エルデンリングが二月末に発売されて僕は三月頭に購入したのですが、その時点でほとんどの武器や防具、各種スペルなどの入手方法の情報が存在していました。なんなら、NPCのイベントですら確定情報が出ていました。
近年は企業が攻略wikiを出している事もあってなおの事攻略情報が揃うのが早い気がします。（個人的に企業wikiはちょっと思う所がありますが）ただこちらは間違ってる事が多々あるので、複数のサイトを見るのが必須な気がします。バラバラな事書いてたりしますけど。
あと、ニコニコ動画の時代にはなかった文化としてYouTubeなんかでサムネイルの大きな文字で最強！ 手軽！ みたいな詐欺みたいな謳い文句を書いた動画もすごく増えた気します。これ系の動画、ありがたいのかそうじゃないのか結構微妙な気がしています。と言うのも、例えばソウルシリーズお馴染みの「打刀」が強いと言われる武器であれば僕は近くの拠点から入手できる場所やマラソン風景なんかをささっと見れるだけで充分なのですが、こういった動画は前置きが長すぎてみる気しないし、なんなら道中たまにグダったり……。けれど、サムネイルのおかげで結構な再生数になってたりします。逆に黙々と入手場所やマラソン風景だけを流す動画はあんまり再生数が取れていない傾向がある気がします。
失礼な話になるのですが、投稿者の方は勿論、武器の情報（能力値とかなんで強いとかと言う意味）なんて事前に収集していたり、目にする機会があるので武器の説明なんて必要ないですし、そもそも雑談されても聞く気はありませんし……。無駄にシークバーを動かす手間があるだけでなんだかなぁ、と言うイメージ。
別のゲームの話になるんですがこれ、似たようなケースを他でも経験した事があるんですよ。友人とDestiny2を遊んでた時の事なんですが、ダンジョンのギミックが本当に全く分からなくて、動画を見てみようと言う話になって友人とその時一番再生数が多かった動画を見たのですが、それでも全く分からなかったんです。説明の仕方が悪い……と言うと凄く嫌な言い方なんですが、僕達が数年ぶりにゲームを遊んだと言う事、そもそもゲーム内で使われる用語を知らない事もあって本当に何を言っているのか分からなかったんです。分かりやすい例があれですね、FF13の「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」って奴ですね。言葉の意味を知っていれば即座に理解できるんですが、知らなければ意味不明って奴。これの言いたい事は「下界の神様の奴隷が楽園（人間界）から追放される」って意味合いです。専門用語ってクッソややこしくなりますよね。
結局、僕達が答えを見たのは最初の動画とは別の方が投稿した動画で（再生数では半分以下だった気がする）なんですが、一言で解決したんですよね。「光る玉があるのでそれを追いかけて行けば大丈夫です！」と言う一言で。
フォローと言う訳ではないのですが、もちろん専門用語を使うのが悪いとかは勿論なくて、ゲームの理解が深い人ほど専門用語で説明した方が早いと言うのがあるんです。MTGとかで言えば効果をキーワードで省略してるじゃないですか。トランプルとか再生とか。再生なんかは分かりやすいけど、説明が無ければトランプルってなんぞ？ ってなりません？ けれど、説明をするのに毎回毎回タフネス（遊戯王で言う守備力みたいな数字。そのクリーチャーの体力）を上回った分の攻撃力分の貫通ダメージを与えるなんて書いてられんと言うのもある訳でして。一応、MTGに関してはキーワード能力の説明がそのカード内にあったりなかったりしますので、目にする機会は地味にあったりします。
僕は実況動画なんかも好きなので『この人だから見る！』と言う事を否定する訳ではありませんが、攻略情報の動画ではその方に興味がなくても見る事はあるでしょうし、その逆もありえるでしょうし、甲乙がつけがたいのですが、やっぱり必要な情報だけあれば充分かな派です。
何が言いたいのかと言うと、最近は派手なサムネイルの動画の方が目に留まりやすいのもあって、『必要な事を必要な分だけ伝える』動画が評価されないのはなんだか悲しいよね、と言う話です。ここら辺は求めている物の差なのだと思いますが。
