オタクと言う生き物は蘊蓄を語りたがるもの。今回は存分に語ろうと思います。あくまで好きな銃で人形はそこまで……な子も居ます。
人形名/実銃名
●ハンドガン
コルト SAA/コルト シングルアクションアーミー
シングルアクションと言えば、リボルバーと言えばこの銃。
西部劇ではおなじみの銃で、「ピースメイカー」の名でも知られています。
メタルギアソリッドのリボルバーオセロットが好んで使う銃でもありますね。
初回生産は1873年であり、改良を加えながらま今もなお生産され愛されています。
また、SAAは対応弾薬やバレルにバリュエーションがあります。
まずフロンティアと呼ばれる民間用モデル。40-44のいずれかの口径に対応。フロンティアシックスシューターとも呼ばれています。
次はシビリアン。これは日本のみの呼び方で米国だと民間用モデル自体をシビリアンと呼ぶので本来は誤ち。
あちらの国ではピースメイカーと言う名称。
民間用モデルで口径は.45(これ以降はこの口径)、バレル長は4.5インチのはず。
バレル違いでは5.5インチのアーティラリー、7.5インチのキャバルリー、8インチ以上のバントラインスペシャルがあります。
M1911/コルト 1911 ガバメント
オートマチック拳銃と言えばやはりガバメント。米国が45口径信者になった理由の銃。
一発でも敵を止めれるだけの威力が欲しいと言う米軍の無茶振りからかの有名なジョン・ブローニングが開発した.45ACPを使います。
ガバメントの特徴はグリップセーフティ。通常のマニュアルセーフティを外しただけでは撃発出来ず握り込まなければ撃発出来ません。安全面もバッチリ。
しかし、時代が進み流石に古臭さが否めなくなり、次第に採用される銃はバイオハザードで有名なベレッタ社の92へと移ります。
とは言え、改良モデルとは言え軍用、民間問わず使われているのは本銃が優れているからなのでしょう。
有名どころで言えばMEUピストル、ハイキャパですね。
Gr Mk23/MK23(H&K MARK23)
僕が一番好きなハンドガン。日本ではソーコムといえば結構通じます。そう、メタルギアソリッド1でソリッド・スネークが使っていた銃です。MK23は米軍採用時の名称。
本銃は同じみ米軍からハンドガンでもメインアームとして通じる物が欲しいとして以下の無茶ぶりを要求しました。
(他にはベレッタのスライド破損による信頼不足、主流だった9mm弾の威力不足もあったようです)
①.45ACPを使い、装弾数が10発以上
②競技用銃並みの精度テストに合格
③サプレッサーなどを状況に応じて付け外し可能であること
④悪状況下でも充分な耐久性であること
纏めると威力のある弾薬が使えてかつ、装弾数が多く、精度は競技用の銃並みでその上あらゆる環境でも使えて更に必要に応じてアタッチメントを付け外し出来るようにしろと言う事。
が、H&Kは何故か無茶ぶりを完璧にこなし本銃が生まれました。
しかしいざ採用されて見れば現場から不評でした。デカい、重い、使い難いと三重苦で、携行する装備品の重量に限度がある特殊部隊の兵士からは散々な言われようだったそうです。
ちなみにMGS1で本銃を採用したのは当時のハード的に曲線を多用するのが厳しかった為とのこと。
MPはドイツ語でマシンピストルの略。
サブマシンガンと言うと真っ先にこの銃が思い浮かぶ人が多いんじゃないでしょうか。
MP5はサブマシンガンと言うカテゴリながら極めて高い精度、9mm弾と言う弾薬から他の銃に比べて反動の制御がしやすかった、とのこと。
1964年から当時の法的機関に使用されており、特殊部隊が運用する銃として確固たる地位を築いたのは1977年に発生した事件にGSG9が用いてその性能の高さを示したからと言われて居ます。
現在でも現役で、軍や警察はもちろん、SWATや対テロ部隊などが突入の際の標準装備としています。
ただ近年では9mm弾では発展しつつあるアーマーなどに威力不足ではと言う意見もあるようです。
UMP45/H&K UMP(.45ACP)
先述の通り、MP5はそのスペックを疑う余地はないのですが大量に用意して運用するには構造が複雑過ぎる、値段が高過ぎると言う問題がありました。
本銃は皆大好き.45ACPが使え、現代的な捻りを加えて作られたのです。
標準でフォールディングストック、ピカティニーレールが装備されていて拡張性も充分。
ざっくり言えば廉価版的なMP5に近いようです。
ちなみに9mm弾では威力不足と言う事から.45ACPが採用されたのですが結局は9mm弾のモデルも出ています。
45ACPはサプレッサーとの相性が良い、威力も高いと言う利点もありましたがその反面、反動が大きいと言うデメリットがあります。特に軽量なサブマシンガンでは顕著だったらしい。
で、この銃はスーパーVと言う独自のシステムが組み込まれています。
銃のボルトが下方向に動くウェイトに繋がっていてボルトが後退した際にウェイトが可動して下方向へのエネルギーを発生させ上方向に発生するエネルギーと相殺させ反動を軽減させます。
まあこれは実銃的な都合で、その独特なデザインから人気の高い銃です。
アサルトライフルも紹介したかったんですが長くなってしまったので、またの機会に。
紹介した銃や人形に好きなのがありましたら是非ドルフロを始めましょう。