びっくりするほど面白みのない話。
けれど本当に好きな曲なので紹介しておきたいと思います。
この曲は「What am I Fighting for」と言う曲で、イベントの挿入曲だったようです。(日本ではまだそのイベントがきていない)歌手はAkino with Bless4。そう、あの有名な創生のアクエリオンを歌っていた方です。
とりあえずポリポリ: (少女前線/Girl's frontline)What am I fighting for
全編に渡って英語の歌詞ですが、和訳してみると主人公であるM4A1、引いてはその部隊であるAR小隊、もっと広義で見れば終わりのない戦いに身を投じ続ける戦術人形達の叫びを表しているかのような歌詞です。
以下、和訳は間違いもあるかもしれないので、参考程度に。
So tell me how this ends(だから結末を私に教えて)Will I live to see morning light?(私は生きてまた朝日を見れるの?)
サビの歌いだし。以前の記事でも書きましたが本作は本当に救いがありません。広告では萌えを推している作品ですが明るい作風でもありません。美少女と銃だ^^~なんて気持ちでやると冗談抜きで心を折られます。主人公の部隊ですらどんどん欠員が出る状況で、次は自分の番なのだろうか?と言う、そんな不安を実に表していると思います。
I’m not gonna die here(私はまだ死にたくない)That’s what I’m fighting for(それが私の戦う理由だから)
サビを締めくくるフレーズ。戦術人形達は人間の為に戦っていますが、彼女らはメンタルモデルと呼ばれる感情を持ち、死の恐怖におびえながら戦っています。大義では人間の為に戦っていますが、彼女らの大義は決して自分で選び取ったものではなく、与えられた大義。個人の目的はあれど、激しくなる戦況にそれも押しつぶされ、身も心も削りながら戦い続ける訳です。(実際主人公のM4が再起不能になるシーンがある)
No more cries, living in fear, or lies(もう泣く事も、恐怖と嘘の中で生きるのはやめた)I cannot stay in this safehouse, by myself(私一人だけ安全な場所には居れない)What was I fighting for?(私は何のために戦う?)Who am I fighting for?(私は誰のために戦う?)I want to fight for more!(私は皆の為に戦う)
Cメロ? でいいのかな? この曲で一番好きな部分です。
泣いていても変わらないし、恐怖に折れて自分の都合のいい嘘に生きて居ても状況は変わりません。自分が立ち止まっている今この時も、仲間は戦い続けている、そんな感じ。
I want to fight for more!の部分は「もっと多くの為に私は戦う」とするのが正しい訳だと思われますが、曲のテーマ的には「仲間や味方と言う意味で皆」とする方がイメージに近いと思うのでそうしています。
When I look up, I feel I’m longing to forget this war, retreat, leave…(空を見上げるとこの戦いから逃げて、忘れてしまいたいと思ってしまう)When I look back, I see a wave of soldiers look at me(けれど振り返るとたくさんの兵士が私を見ている)
ドルフロと言う作品の世界観をこれでもかと表している歌詞。
敵は倒してもワンサカ沸きますし、ハイエンドと呼ばれるボス敵ですらポンポンと沸く設定なのでこの歌詞も笑えない部分です。
まあ、端的に今の言葉で言えば、ドルフロと言う作品を知って聞くと非常にエモい曲だと言う事です。