ユイノートver.02

いろいろ気ままに書いています。

KSC M93RⅡ HWを買いました

※当記事は旧ブログ(2018/08/1915:38)にて書いた物を移植した記事になります。


タイトルの通り、KSC製のM93Rを買いました。
KSCはもともとモデルガンメーカーであり、造形の評価が高いメーカーです。
東京マルイでは用いらないヘビーウェイトを使うのが特徴。(モデルガンなどでは主流の素材


M93Rはバイオハザードシリーズでその知名度を上げたM92Fと同じ会社の銃で、イタリアのピエトロ・ベレッタ社製の銃です。
開発当時のイタリアでは年々激しさと凶悪さを増すテロリストに対応するためにアサルトライフルなどのサイズの大きめの銃が求められていたそうなのですが、実際警備するにあたってその要人が社会的なイメージからか大きな銃や銃装備を忌避した背景からピストルサイズでありながら制圧力の高い銃が求められ、開発へと至ったそうです。

さてこのM93Rの特徴ですがやはり目を惹くのはトリガーガード前面に固定されたフォールディンググリップでしょう。
本銃では3点バーストによる射撃が行えるので武器をより確実に保持するために追加されています。
後はベースとなった92系列と違うのはロングバレルになった事、グリップの関係で大型化したトリガーガード、スライド後部が角ばっているなど。


では外観ではなく実射部分を見ると特徴的なのは3点バーストであり、ピストルサイズではフルオート時の制御の問題から3点バーストに変わった背景があるようです。

KSC製に限らずM93Rのトイガンはいくつかありますが、マルイ製の電動ハンドガンはブローバックしないので味気がありませんし、KSC製に関してはモデルが多く、固定スライドや3点バーストがないモデルがあったり。今回紹介しているモデルは「ガスブローバックモデル且つ特徴的な3点バーストが搭載」されたモデルでネットで探しても中々見つからず、たまたま近くのお店で売っていたので衝動買いしました。

このモデルはセミオートはもちろんのこと、特徴的な3点バーストも再現されていますし、実銃ではオミットされてしまったフルオートも搭載されていて、中々に贅沢なモデルです。

なんとフルオートにするにはセレクターをセミオートとバーストの間にするだけ。
セレクター自体にクリック感があり、僕の個体では程良い硬さでグリップを右手で握って居ても右手側の親指で操作出来ます。


(左は東京マルイ製のM&P9)
ただバーストを再現するための機構のせいかグリップ右側上部が肥大化していたり、そもそも素でグリップが太いので手が小さい方はホールドに苦しむかと。

このトイガンで問題をあげるのであればセーフティ。
本来、大体の銃でもそうだと思うのですがハンマーダウンした上でセーフティを掛けれるのですがこのトイガンではコック&ロックのみで、つまるところはハンマーを起こした状態、トリガーを引けば撃発可能な状態でしかセーフティを掛けれないのです。
マガジンを抜いていれば仮にチェンバーに弾が入っていても飛びはしませんが、選択肢の一つならともかく、コック&ロックのみなのは正直万が一がありそうで怖いところです。

しかも悪い話は続き、このセーフティが異常に緩く、握り方次第では親指があたり握りだけでセーフティが解除されてしまいます。
流石に異常すぎると思って調べてみたら恐ろしい事に僕の個体に限った話ではありませんでした。

●総括●
悪い部分はセーフティが異常に緩いぐらい……と言いたいのですがトイガンとは言え充分なパワーがあるので管理の仕方次第では非常に危険です。
コック&ロックは僕が好まないだけの話で基本的に利点だと思います。
逆に言えばそれ以外は一切不満がありませんでした。