ユイノートver.02

いろいろ気ままに書いています。

久しぶりに映画を見ました。「バンブルビー」を見た感想

 ものすごーく久しぶりに映画を見たので感想を書いときます。

●概要とあらすじ

 映画『バンブルビー』は実写版トランスフォーマーシリーズのスピンオフ作品でシリーズ通して人気キャラクターであるバンブルビーにスポットを当てた作品です。実写版の一作目より恐らく前の話でここから話が続くのかな、と言う印象。

 主人公は父親を亡くしたティーンエイジャーのチャーリーと言う少女で、父親を亡くした寂しさをガレージのコルベットを修理する事で紛らわしていました。ある日、部品取りに向かったジャンクヤードでフォルクスワーゲンのビートルを見つけます。キーは車にさしっぱなし。回してみるとエンジンはかからないけれど、ラジオは付く。後日、チャーリーは誕生日と言う事でビートルを無償で譲ってもらう事になり、無事に修理は成功してビートルは走り出したのです。

 部品が取れたので車体の下にもぐって確認してみると顔のような部品が。それを見つけた事をきっかけにビートルはロボットへと変形します。そのロボットはこそ、のちのバンブルビーなのです。

 このバンブルビーは、惑星サイバトロンで戦うオートボット達にあらかじめ地球にやってきて基地を作る任務をオートボットのリーダーである「オプティマス・プライム」から直々に言い渡されました。

 しかしサイバトロンではオートボット達は反乱軍であり戦う相手であるディセプティコン達から執拗に狙われる事となります。その結果バンブルビーは追いつめられてしまい、敵からリーダーの位置を聞かれる事になるもしゃべらない事を選んだ結果、発声装置を潰されて喋れなくなります。

 

●本作のメインはバンブルビーとチャーリーの友情と絆

 そもそもバンブルビーオートボットのリーダーのような「オプティマス・プライム」と言う名前はありませんでした。B-127と言う識別番号のような物で呼ばれていました。バンブルビーと言う名前は、B-127の反する声?がぶんぶんバチみたいな声だと言う事で名付けた名前です。

 バンブルビーは最初こそ怯えるようなそぶりを見せてはいるものの、チャーリーの事は信頼するようになります。

 

●とりあえず特筆したいのはトランスフォーマーたちのデザイン!

 何を隠そう、本作のデザインは初代トランスフォーマー(通称G1)のデザインをベースにしているです。特にオプティマスは初代コンボイと酷似しており、声優さんも一緒なのでファンサービスとしてはたっぷりです。

 敵であるディセプティコン達も初代基準のデザインで、サウンドウェーブショックウェーブスタースクリーム達も冒頭に登場しますが、見れば一発で分かるデザインです。初代が好きならまずテンションが上がる事間違いなしです。残念ながらスタースクリームは喋りませんでしたが。

 実写版だけを見た人はイメージが沸かないと思いますが、G1のバンブルビー……というかバンブルは元々ビートルに変形していました。なので本作も最初はビートルだったのだと言う訳です。そして最終的に近くを走っていたシボレーのカマロをスキャンし、カマロへ変形しました。

 

●インフレしがちだった実写版でしたが本作はコンパクトにまとまっています

 あわやディセプティコン達がおしかけてきて世界が崩壊しかねない事態でしたが、それを把握しているのがごく一部であると言う事、本編シリーズと違いトランスフォーマーたちが世間に認知されていないのもあってごく小さな範囲の話で纏まっていてシンプルに収まりが良かった印象でした。それゆえに見やすいと感じました。

 

●シリーズにしてはアクションは控え目、でも実写版のバンブルビーらしさも

 そもそも本作はコメディよりの作品であり、主人公のチャーリーが痛みを乗り越えるのを主軸とするお話です。それゆえに主人公と友人のメモのコメディシーンがメインでそこにプラスアルファとしてバンブルビーとの日常を描く感じでした。なのでシリーズほどバンバンとしたアクションシーンはありませんが、要所で描かれるアクションは本編シリーズのバンブルビーを思い出せるアクションでした。

 例えば、オプティマスは圧倒的な体格とパワーで敵をねじ伏せるイメージですが、バンブルビーは小柄ながらそれを生かし、技術と発想で体格差を感じさせない動きで敵を倒すイメージ。そんなアクションは短いながら堪能できるので僕は満足でした。

 

●キャストは色々言われてたみたい

 キャストが俳優でなかったり、吹替も声優さんでなかったり放映当時は色々言われていたみたいですが僕はそんなに気になりませんでした。吹替版を視聴しましたが純粋に楽しめました。

 

●総括して

 僕はアマゾンプライムで視聴しました。既にプライム会員で暇なら見て損するような作品ではなかったと思います。こじんまりとした感は否めないですが。