本記事はゴッドイーター3のネタバレを多く含みます。ご了承の上お進みください。
公式から今回の追加エピソードのように各キャラクターのエピソードを配信していく予定があるそうですが、ぶっちゃけてしまえば前作のキャラエピソードみたいなモンだと思うので、本作でさんざん言われていた『前作で出来ていた事のひとつ』なんだなと考えるとちょっと素直に喜べない気がしますが、メーカー側にやる気がある事自体はいいことなのでしょう。たぶん。
専用の空間を作り、接続してキャラクターの深層心理に行く事でより深く相手を知る事で絆が深まる、と言う事からお話が始まります。
クレアが選ばれた理由は、キースが発見したデータには既存のゴッドイーターを対象にした内容だった為、AGEではないのがクレアしかいなかった為。
ミッション自体はシンプルで、専用のフィールドに出撃してイベントを見るだけ。最後以外はマインスパイダーしか出ないので難しいと思うことはありませんでした。
むしろ毎回出撃→イベント見る→戻る→出撃以下略と繰り返す必要があったので無駄にテンポが悪いのが気になりました。
イベントの内容はクレアの過去をたどると言う物。ぶっちゃけ半分も行く前にオチが想像できてしまう内容でした。ざっくり言えばクレアが自分と向き合うお話です。なぜ父が死んだのか彼女は憶えておらず、それに至る話を見れます。ベタでありがちな話なので、よほど察しが悪いとかない限りはすぐにオチが読めます。インパクトの弱いお話だったと言わざるを得ません。
なんやかんやあって、クレアは過去の自分と向き合う事が出来たと言う事でお話は終わります。どこかペルソナ4染みた内容ですね。
僕が度肝を抜かれたのはこの後でした。途中にトラブルはあったものの、試み自体はうまく行き祝賀会をしていたのですが、アインが苦しそうな表情をして退出します。主人公が後を追いますが、彼が放った言葉はこれでした。
?!
本作はもちろんの事、過去シリーズをプレイした人は真っ先に彼について「こいつソーマじゃね?」と思った事でしょう。思わせる要素は多数あったものの、絶対ソーマだとなったのは前回の追加エピソードででしょう。彼自身が「極東で俺を待ってるやつらがいる」と言ったのです。ピターやマルドゥークに対する反応、所持している神機の名前からはもうほぼほぼそうだろうって感じはしていたんですけども。
話を戻しましょう。彼が続けて行ったのは「俺はゴッドイーターとしての活動限界を迎える。持って後半年だ」と言うのですが、これだけだとゴッドイーターの現役としての話なのか、彼と言う人間なのかどちらとでも取れてしまいます。この直前にフィムが「アインの中のアラガミが外にでようとしてる。このままだとアインの体がこわれちゃう」と言っているので後者なのでしょう。
シリーズのファンは一番ここがぶったまげたんではないでしょうか。少なくとも初代からのファンの僕はここで一番ぶったまげました。彼の設定を知っていれば気になる事が多数あったので、余計に。
バンナムに踊らされてる感は否めませんが素直に続きが気になります。ちくしょう。