ユイノートver.02

いろいろ気ままに書いています。

『BORDERLANDS3(ボーダーランズ3)』をプレイ&クリアした感想とレビュー

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 前評判は最悪と言うか悪い印象でしたが素直に楽しめるゲームでした。

 今までのシリーズが面白いと感じたなら買っても全然ありだと思います。

 ずいぶん久しぶりの新作

 2が鬼の様に移植された上にVR版まで出てそれこそ骨の髄までしゃぶりつくす勢いでしたが今年、ようやく新作が出てくれました。プリシークエルが2014年、ナンバリングだけで見ると2が2012年と最低でも5年はまった事になります。

 2自体が名作であったのは疑いようもありませんが、流石に食傷気味であったのと2で追加されたスラグ(この属性のデバフに掛かると被ダメージが増えるという物)が前提であったのでシングルプレイだと遊びにくさを感じて居ました。常にマルチプレイ出来るのであればよいのですが、流石にそこまで恵まれた環境でなかったので……。

今回も魅力的なプレイアブルキャラクター

 今作も初期から4人プレイアブルキャラクターが居ます。いつもセイレーン枠である『アマーラ』はセイレーンの力を使って6本の腕を生やし攻撃します。二人目は悪い意味で話題になった『モズ』(担当声優がVtuberで色々話題になった)。モズはロボットに乗り込み敵をせん滅します。ロボットはガトリングガンを撃てたりロケットを飛ばせたりします。三人目は2で出て来たキャプテンフリントの弟である『ゼイン』。彼はガジェットを駆使し、分身を出したり、攻撃するドローンを出す事が出来ます。そして最後の4人目は『FL4K』。彼はロボットでペットを連れ歩く事が出来、選んだペットでアクションスキルが大幅に変わります。

 僕は『モズ』と『FL4K』で悩みましたが、ロボットへ乗り込むという浪漫から逃れられず彼女を選びました。

相も変わらずハチャメチャなストーリー

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 今作も割とハチャメチャな展開でした。そもそもの今作の黒幕となるカリプソ兄弟が『ビッグになりたい(超意訳)』と言う言動で好き勝手して惑星レベルの問題に発展してるのでそれだけも滅茶苦茶なのが分かるかと思います。

 前作までのキャラクターも変わらず出てきますのでファンサービスも悪くないのかなぁと思います。

 今作は前作を遊んでいないとストーリーが分かりにくいという事はなくて、本作から初めて遊びますという方でも大丈夫だと思います。そもそもこのシリーズで真面目にストーリーに向き合うとプレイヤー自身も頭バンディットになります。下品なネタやシリアスギャグが好きなら問題ないかなと言うのもいつも通りですね。

 これは余談ですが、先述したモズは担当された声優さんがVtuberで色々言われていたのですが、本作はプレイヤーキャラがストーリーで喋る場面が多いのですが、演技にそれほど違和感を感じませんでした。イカれた軍人の女性と言う感じが良く出ていたと思います。これは2の時のリリスの担当声優が今井麻美さん(アニメやゲームなどで活躍されている声優さん)で大丈夫なのかな?と思いましたが、そちらの時も違和感ないどころかハマり役に感じたので声優さんのプロ魂を感じますね。

やはり楽しいアイテム収集

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 本作はシューターとRPGが融合したいわゆるハクスラゲーですが、やっぱりアイテム収集が楽しい!

 強い武器が拾えれば目に見えて敵を倒しやすくなりますし、前作まで比べて紫装備(最高レアリティの1個前)が出やすい印象なので武器を見比べてあーでもこうでもないと悩むのは面白いです。

 各種装備のバリュエーションも格段に増えていて、より収集と言うか敵を倒す楽しみが増えています。今作では武器の寄っては射撃モードを切り替えて属性を変えたり、アサルトライフルからショットガンへ変化させたり、バリュエーションが豊富になりました。

 そしてようやくと言うべきか、本作でついに武器のスキンが変更が可能になりました。こう言うと何ですが、本シリーズはケバい配色の銃が多いので素直にうれしい機能です。スキンの入手は手間と言うか時間が掛かるだけでプレイしていれば確実に入手できるのもうれしい所です。

 さて、以下気になった所です。

やはり装備に説明不足が目立つ

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 例えば画像の武器は『オーバーヒートが続くと破損する』とありますが、字面だけで受け取るならば『壊れて二度と使えなくなる』となってしまいます。しかし、気になって調べてみれば壊れはするけれど修理するモーションが入るだけという物でした。これに関しては原文を見て居ないので何とも言えないですが、説明不足なのか翻訳の問題なのか分かりにくいのは本作では変わっていませんでした。

 ミッションの報酬で手に入る装備にも固有の文章が入りますが、ただのフレーバーテキストなのか、きちんと効果があるのかもが分からないのも変わらずで残念だったというもそのまんまでした。今は外部サイトがすぐに出来て情報の入手が容易になってはいると言えども、やはり外部サイトありきなのは疑問を感じてしまう所です。

 それでも一部の装備は別枠できちんと説明されている場合があるので少しはマシになったのかも知れません。

メニューのレスポンスが悪い

 本作で一番悪い所だと思います。開く時にワンテンポあり、頻繁に開く事になるマップやインベントリを操作する時もワンテンポある上にレスポンスが悪いため、非常にストレスでした。特にインベントリは致命的インベントリを開いても何かしらのボタンを押さないとバックパック側へカーソルが動かせない(=最初に方向キーだけではカーソルがバックパック側へ動かせない)のでこれで思うように操作できず意外とストレスでした。

本作の調整はナーフ傾向にある……らしい

 らしい、と曖昧な表現になっているのは僕が購入したのは発売日当日ではなく、今月の頭だったので、バランス調整に対して特に何か感じる所が現状ない為です。

 ナーフと言うのは弱体化を指している言葉なのですが、これが乱発されるとユーザー側に不満がたまるというのも分かりますし、今後は大丈夫なのかなとなるのも納得ですね。

最後に

 と言っても、一番最初に書いた通り、今までのシリーズが好きだったならば問題なく楽しめる作品と言い切れます。レスポンスが悪いのも僕がproでないPS4でプレイしているのが理由の可能性もありますしね。同様に、3と言うナンバリングではある物の前作までのキャラが出ているだけでシリーズを遊んだ事がないという方でも全然楽しめる作品でもあると思います。